CATEGORY:今日の父
2008年12月31日
看板製作秘話
治療院オープンのご報告より一夜明けまして、たくさんのアクセスをありがとうございます!!(^^)/
今回は治療院の看板がどのようにしてできたのかについてご紹介をば・・・・↓
まず、一番最初のイメージとしてデザインの方向性を決めてくれたのはこの一枚の写真でした↓
ちなみにJALの機内誌に掲載されていたものです。
長崎にあるカステラ屋さんの看板だそうで、見た瞬間、「このイメージで行こう!!」と決意。さっそくこの画像を職人さんに見ていただきながら看板製作に向けてのミーティングが始まりました。
ちなみに今回、看板製作に携わってくれた職人さんは「鍛鉄」(たんてつ)という技術をおもちの職人さんです。
昔で言うと鍛冶屋に相当する技術なのだそうで「鍛冶屋の現代版」が「鍛鉄」という技術なのだとか。僕はお恥ずかしながら勉強不足で鍛鉄の何たるかをよく知りませんでした(^_^;)
国外では、「ロートアイアン」と呼ばれ、かなり有名な職業なのだそうです。むーん、深い・・・・!
初期案として職人さんに出してもらったデザイン案はこんな感じ↓
かなり和風な感じです。
屋号についてですが、実はこの時点で既に「ほぐし処 くさなぎ」にしようと決めていました。
屋号について相談した方の一部から、「お食事処みたい・・」というご意見もいただきつつ、やはりわかりやすさが一番かな・・と。(^_^;)
屋号からしても「和」なイメージということで、職人さんに出していただいたデザイン案は松に竹、とかなり和風な感じ。
コレもなかなかよいのですが、どうも個人的にしっくりこない・・・・。(>_<;)
そんなわけで個人的に好きな花である「アヤメ」をモチーフに入れてもらうということで相談!
職人さんにイメージ画像を見ていただきつつの相談となりました。
この時点で僕の描いたデザイン画も提出したのですが・・・・そちらは処分してしまいました(>_<;) こういうときのためにとっておけばよかったかなぁ・・・(汗)
処分してしまったためにお見せできませんが、そのデザイン画をベースに製作は続きます↓
職人さんが作ってくれたアヤメの試作品。この時点でかなり雰囲気が出ています。
実は職人さん、アヤメのイメージを掴むために写真ばかりではなく実物も見たほうがよい、ということで花屋さんにも足を運んでくださっていたのだそうです。むーん、さすがというか徹底したお仕事振り・・・・!
ところが「アヤメは季節でないので・・・」とアヤメの花の実物を見れなかったのだとか(^_^;) 何だかスミマセンッ!(汗)
デザイン案を詰めつつ、同時並行で看板に使用する文字の字体なども決めていかなくてはなりません。いくつかのサンプルを見せていただき、彼女とも相談しつつコチラ ↓ の字体にしてもらうことにしました!!
やはりここら辺は直接に職人さんに依頼する醍醐味とでも言うのでしょうか・・・・。文字の字体をはじめ、モチーフの配置、照明のカバーなど、パーツのひとつひとつをとっても僕の希望と意思を反映して下さる形で製作は続いていきます。
看板の外装が出来てきました。
雰囲気を確認するために試作品のアヤメと屋号をつけての一枚。この時点ではまだアヤメは溶接されていません。
一部拡大
よく見ていただくと看板本体の表面には独特の凹凸がありますが、初期イメージではツルリとした表面を考えていました。しかし・・・・
自分が好きなガボールのアクセサリの仕様で凹凸加工があるなぁ・・・と採用していただくことに!(^_^;)
表面の加工などについてもミーティングを続けつつ、職人さんによる製作は続いていきます↓
アヤメの細部が出来てきました。試作品を見てから数日、急にここまで完成したものを見せられたのでビックリした記憶があります(^_^;)
向かって右側のアヤメ
すべてのアヤメが全開!というのもバランス的に難なので、こちらはつぼみにしてもらいました。
ちなみにサイドのデザインはアヤメの葉をイメージして作ってもらいました。
このアヤメにとまっているトンボ、実はちよ父のこだわりポイントでもあります。
今回、看板製作を依頼した職人さんとの出会いはインターネットでして、職人さんの作品を見たことから始まっています。
当時に見た職人さんの作品の中でステキな室内灯があったのですが、この「室内灯」を見たときに、何というか直感に「ビビッ!」ときまして・・・(>_<)
これです
何というか惚れた!!とでも言うのでしょうか。この職人さんの作風でいつか看板を作って欲しい!と思ったのですね。それが職人さんとのファーストコンタクトのきっかけでした。
この室内灯、よく見ていただくとわかるのですが・・・↓
トンボがいます!!!
このトンボを見たときになんかいいなぁ・・・と(>_<) アヤメは水辺に生える植物だし、トンボが飛んできてもおかしくない・・・相性もいいんじゃ??とほぐし処くさなぎの看板にもトンボを連れてきてもらうことにしました!!
結果として、大成功!!職人さん的にも満足のいくデザインとなったようです(^_^)v
さて、アヤメと屋号の文字デザインが完成することで、看板もかなり形になってきました↓
正面から
ナナメ横から
看板本体はほぼ完成!!ということで、お次は脚部の製作に入っていきます。
脚部の高さについてもミーティング。職人さんと共にバランスのよい高さを模索していきました。
実は看板本体のデザインはかなりイメージが固まっていったのですが、脚部についてはあまり明確なイメージが持てずにいました。
こうして路頭に迷うたびに職人さんに相談。プロからの何らかのご提案をいただきつつ、方向性を模索&絞っていく作業となります。
職人さんがご提案下さった脚部デザインの一例。「台形にしてみてはどうでしょうか?」というご提案でした。
こうやって迷いつつもデザインの構想を練っていくのは楽しくもあり、また悩みどころでもあります(^_^;)
職人さんに悪いかなぁ・・・・と思いつつも、私見ながら箱型の本体に対して、脚部を台形にすると「墓石を連想させないか!??」と思い、職人さんに相談。
職人さんも「確かにそうかもしれませんね(汗)」と親身にご相談にのって下さり、脚部は行灯に見立てた四足にする方向で決定しました↓
デザインソースとなった行灯(左)と職人さんのデザイン画(右)
風雨から照明を守るアクリルカバー(和紙柄にしてみました)も決めつつ・・・・
脚部も完成!!!
脚部も出来て、ついに看板完成か!!??とはやる僕の気持ちとはまた別に、職人さんの技と仕事はまだまだ続きます。
やはり屋外に設置するものであるために、表面には何らかのコーティングが必要とのこと・・・。色々迷いましたが、やはり僕一人で専門性の高いメンテナンスをするのは難しいと感じ、職人さんご推奨の塗装という形で表面の保護をしてもらうことに。
さらにブロンズカラーのパウダーで表面の仕上げをしていただくことでさらによい感じにグレードアップしました!!!
塗装&パウダーの塗布後
拡大!!
そんなこんなでついに完成したこの看板。夜も明るく、何となくホッとするような灯りをともし、お客様のお出迎えとお見送りに一躍を担ってくれています(^_^)v
ぬたぁん
今回は治療院の看板がどのようにしてできたのかについてご紹介をば・・・・↓
まず、一番最初のイメージとしてデザインの方向性を決めてくれたのはこの一枚の写真でした↓
ちなみにJALの機内誌に掲載されていたものです。
長崎にあるカステラ屋さんの看板だそうで、見た瞬間、「このイメージで行こう!!」と決意。さっそくこの画像を職人さんに見ていただきながら看板製作に向けてのミーティングが始まりました。
ちなみに今回、看板製作に携わってくれた職人さんは「鍛鉄」(たんてつ)という技術をおもちの職人さんです。
昔で言うと鍛冶屋に相当する技術なのだそうで「鍛冶屋の現代版」が「鍛鉄」という技術なのだとか。僕はお恥ずかしながら勉強不足で鍛鉄の何たるかをよく知りませんでした(^_^;)
国外では、「ロートアイアン」と呼ばれ、かなり有名な職業なのだそうです。むーん、深い・・・・!
初期案として職人さんに出してもらったデザイン案はこんな感じ↓
かなり和風な感じです。
屋号についてですが、実はこの時点で既に「ほぐし処 くさなぎ」にしようと決めていました。
屋号について相談した方の一部から、「お食事処みたい・・」というご意見もいただきつつ、やはりわかりやすさが一番かな・・と。(^_^;)
屋号からしても「和」なイメージということで、職人さんに出していただいたデザイン案は松に竹、とかなり和風な感じ。
コレもなかなかよいのですが、どうも個人的にしっくりこない・・・・。(>_<;)
そんなわけで個人的に好きな花である「アヤメ」をモチーフに入れてもらうということで相談!
職人さんにイメージ画像を見ていただきつつの相談となりました。
この時点で僕の描いたデザイン画も提出したのですが・・・・そちらは処分してしまいました(>_<;) こういうときのためにとっておけばよかったかなぁ・・・(汗)
処分してしまったためにお見せできませんが、そのデザイン画をベースに製作は続きます↓
職人さんが作ってくれたアヤメの試作品。この時点でかなり雰囲気が出ています。
実は職人さん、アヤメのイメージを掴むために写真ばかりではなく実物も見たほうがよい、ということで花屋さんにも足を運んでくださっていたのだそうです。むーん、さすがというか徹底したお仕事振り・・・・!
ところが「アヤメは季節でないので・・・」とアヤメの花の実物を見れなかったのだとか(^_^;) 何だかスミマセンッ!(汗)
デザイン案を詰めつつ、同時並行で看板に使用する文字の字体なども決めていかなくてはなりません。いくつかのサンプルを見せていただき、彼女とも相談しつつコチラ ↓ の字体にしてもらうことにしました!!
やはりここら辺は直接に職人さんに依頼する醍醐味とでも言うのでしょうか・・・・。文字の字体をはじめ、モチーフの配置、照明のカバーなど、パーツのひとつひとつをとっても僕の希望と意思を反映して下さる形で製作は続いていきます。
看板の外装が出来てきました。
雰囲気を確認するために試作品のアヤメと屋号をつけての一枚。この時点ではまだアヤメは溶接されていません。
一部拡大
よく見ていただくと看板本体の表面には独特の凹凸がありますが、初期イメージではツルリとした表面を考えていました。しかし・・・・
自分が好きなガボールのアクセサリの仕様で凹凸加工があるなぁ・・・と採用していただくことに!(^_^;)
表面の加工などについてもミーティングを続けつつ、職人さんによる製作は続いていきます↓
アヤメの細部が出来てきました。試作品を見てから数日、急にここまで完成したものを見せられたのでビックリした記憶があります(^_^;)
向かって右側のアヤメ
すべてのアヤメが全開!というのもバランス的に難なので、こちらはつぼみにしてもらいました。
ちなみにサイドのデザインはアヤメの葉をイメージして作ってもらいました。
このアヤメにとまっているトンボ、実はちよ父のこだわりポイントでもあります。
今回、看板製作を依頼した職人さんとの出会いはインターネットでして、職人さんの作品を見たことから始まっています。
当時に見た職人さんの作品の中でステキな室内灯があったのですが、この「室内灯」を見たときに、何というか直感に「ビビッ!」ときまして・・・(>_<)
これです
何というか惚れた!!とでも言うのでしょうか。この職人さんの作風でいつか看板を作って欲しい!と思ったのですね。それが職人さんとのファーストコンタクトのきっかけでした。
この室内灯、よく見ていただくとわかるのですが・・・↓
トンボがいます!!!
このトンボを見たときになんかいいなぁ・・・と(>_<) アヤメは水辺に生える植物だし、トンボが飛んできてもおかしくない・・・相性もいいんじゃ??とほぐし処くさなぎの看板にもトンボを連れてきてもらうことにしました!!
結果として、大成功!!職人さん的にも満足のいくデザインとなったようです(^_^)v
さて、アヤメと屋号の文字デザインが完成することで、看板もかなり形になってきました↓
正面から
ナナメ横から
看板本体はほぼ完成!!ということで、お次は脚部の製作に入っていきます。
脚部の高さについてもミーティング。職人さんと共にバランスのよい高さを模索していきました。
実は看板本体のデザインはかなりイメージが固まっていったのですが、脚部についてはあまり明確なイメージが持てずにいました。
こうして路頭に迷うたびに職人さんに相談。プロからの何らかのご提案をいただきつつ、方向性を模索&絞っていく作業となります。
職人さんがご提案下さった脚部デザインの一例。「台形にしてみてはどうでしょうか?」というご提案でした。
こうやって迷いつつもデザインの構想を練っていくのは楽しくもあり、また悩みどころでもあります(^_^;)
職人さんに悪いかなぁ・・・・と思いつつも、私見ながら箱型の本体に対して、脚部を台形にすると「墓石を連想させないか!??」と思い、職人さんに相談。
職人さんも「確かにそうかもしれませんね(汗)」と親身にご相談にのって下さり、脚部は行灯に見立てた四足にする方向で決定しました↓
デザインソースとなった行灯(左)と職人さんのデザイン画(右)
風雨から照明を守るアクリルカバー(和紙柄にしてみました)も決めつつ・・・・
脚部も完成!!!
脚部も出来て、ついに看板完成か!!??とはやる僕の気持ちとはまた別に、職人さんの技と仕事はまだまだ続きます。
やはり屋外に設置するものであるために、表面には何らかのコーティングが必要とのこと・・・。色々迷いましたが、やはり僕一人で専門性の高いメンテナンスをするのは難しいと感じ、職人さんご推奨の塗装という形で表面の保護をしてもらうことに。
さらにブロンズカラーのパウダーで表面の仕上げをしていただくことでさらによい感じにグレードアップしました!!!
塗装&パウダーの塗布後
拡大!!
そんなこんなでついに完成したこの看板。夜も明るく、何となくホッとするような灯りをともし、お客様のお出迎えとお見送りに一躍を担ってくれています(^_^)v
ぬたぁん