CATEGORY:怖い話

2007年10月17日

秋の夜長の怖い話(長文)

今日もブログをご覧下さりありがとうございます!自分が見えないのをいいことに相変わらず怪談好きのちよ父です(汗

これまでいくつか怖い話を掲載してきましたが、今回も新しい話を仕入れたので掲載してみようと思います。この話は僕の先輩(以下、Yさん)にあたる方から昨晩にうかがったお話なのですが、ご友人(以下、Gさん)と一緒に体験された怪奇現象だそうで・・・。

ある日の深夜にYさんとGさんは札幌市内をあてもなくドライブしていたのだそうです(車の運転はGさん)。「やることないけど、このまま家に帰ってもなぁ~・・・」といった感じでしょうか。真夜中のドライブというヤツですね。

札幌市内には北海道では有名なH大があります。その付近で交差点に差し掛かったときにその現象は起きたそうです。

交差点と言ってもその道はT字路になっていまして、仮に  |―  のような道になっていたら直進するか右折するしかできません。左折しようものなら壁にぶつかってしまいますよね。

ところがGさんは何を思ったかハンドルを左に・・左折しようとしたらしいのです。思わずYさん

「ヲイッ!!!そっちに道はねえよっっ!!!!」

とGさんを制止。

でもGさんは「え?道はあるよ~。ホラ・・・暗くてよく見えづらいかもだけど車一台ギリギリ通れるくらいの道があるでしょ」とのこと・・・・。

でも現実には道はありません。そこには看板があるだけで、左折すれば看板に激突するのは必至。とにもかくにもハンドルを切り返し、追突事故は免れたのでした。

Yさんは「さっきはどうしたのさ~?」とGさんに確認したところ、Gさんには確かに道が見えていたのだそうです。またそのロケーションと言うか・・・描写が非常に具体的で

「車が一台やっと通れるぐらいの並木道が確かにあった」

らしい。

YさんもGさんも僕は面識がありますので、ご当人の人間性や頭のよさは把握しているつもりです。ユーモアは人一倍ありますが、決して妙な幻覚とか、嘘をいう人ではないのです。それゆえにまた話に真実味が・・・・。

Yさんがこの話を別の友人に話した際にそのご友人は「H大の近くであったのそれ?だったら納得できるわぁ」と即座に切り替えしてきたそう。Yさんは特に「H大の近くで・・・」とは話していないにも関わらず・・・・・・・。

いわゆる「学校の七不思議」というのがありますよね。僕は知らなかったのですが、H大に関してはそういった類の話が七つでは足らないほどあるのだそうです。なぜでしょうね・・・・?なにかH大の土地や建物にまつわる因縁があるのか・・・・。

話はまだ続きます。TVか何かでYさんが見聞きしたのだそうですが、ある霊能力者が言うにはいわゆる「悪い霊」が人間に害を及ぼすときにはいくつかのパタンがあるのだそうです。

ひとつは「ポルターガイスト」といって「怪音を出したり、家具などを移動・散らかしたり破壊したりすること」、ひとつは「人間を溺死させようと海に誘い込むこと」、そしてもうひとつは・・・・

「異次元に連れ去ること」

なのだそう・・・・。

いわゆる「神隠し」というヤツでしょうか。上述のような怪奇現象に遭遇した後だけにこの話を聞いたときYさんもゾッとしたそうです。

YさんとGさんが遭遇した怪奇現象・・・確かに「道」はそこにあったのかもしれません。もしもそのまま気がつくことなく「道」を進んでいったらどうなったのでしょうか・・・・?Yさんもお話しになっていましたが、もしかしたら

「行方不明」

になっていたのかも・・・・・。

「神隠し」の話として以前に聞いた話なのですが、神隠しに遭う当人というのは、自覚がないというか・・違和感を感じないのだそうです。いつもの道を曲がったら・・・・みたいな。

これは神隠しに遭いそうになった子供の話(戦前?)なのですが、その子はある晩に突然、家の裏口から出て行ってしまったそうです。家族があわてて探し回るも見つからず、状況の異常性からいっても「神隠しだ!」と大騒ぎになったのだそう。そこへほどなく子供はフラフラと帰ってきたそうです。

家族が戻ってきたその子に「何事か?」と尋ねたところ「・・・・猫を追いかけてたんだけど・・・そのうち何だか変な感じがしたので帰ってきた」と答えたそう。夢遊病か統合失調症の症状みたいな感じもしますが、なにせその子はまったく正常な子だったそうで・・・。

さらにはその子が猫を追いかけていたという場所は家の近くで「明らかに家族が探し回っていた場所」だったそう。にもかかわらずなぜその子を誰も見つけることができなかったのか・・・・。もしかしたら既に異次元に入り込んでいたのかもしれませんね。

後日に地域のお年寄りが「そのまま本人が気がつかなかったら神隠しにあっていただろう」と話したのだそうです。以前にもその地域では神隠しがあったのだとか・・・。

話の締めにYさんと話題になったのですが、怪奇現象や心霊写真などの特集番組で数年前に立て続けに取り上げられた「杉沢村」という謎の廃村があります。都市伝説というか、この杉沢村自体がどこにあるのか明らかになっておらず、当時は「杉沢村を探せ!」みたいな番組がよくやっていました。いずれも「ここが杉沢村だったのかも?」という結末で、発見には至らないのですが・・・。

その後、「杉沢村」の話がどのような解決をみたのか僕は知りませんが、インターネットなどでたまに見かけるに「デマだった」とする意見も多いようですね。ただこの杉沢村にはいくつかの特徴がありまして、杉沢村と特徴が一致する廃村は全国各地に散見されるようです。

Yさんから聞いたのはひとつの仮説というか・・・ある意味トンデモ論なのですが

「杉沢村は異次元にあって、入り口が複数存在する」

という話があるそうです。

Gさんがみたという「車が一台やっと通れそうな並木道」・・・・もしかしたら杉沢村につながっていたのかもしれませんね。


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Posted by ちよ父  at 17:07 │Comments(0)怖い話

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