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2015年02月14日

森鴎外が愛した饅頭茶漬け

皆様おはようございます!

大人気企画【早起きメガロポリス!TV流行仕掛け人!!~歴史上の人物の食を現代にもう一度!!!~】のお時間でございます(´Д`)

当ブログでも毎回ご好評を頂いております当企画もついに666回を迎えました。これもひとえにお見守り下さっている皆様のお励ましの賜物と感謝しております。

そんな映えある第666回目のメニューは文豪・森鴎外が愛した【饅頭茶漬け】のご紹介!さあさあ今晩もやってまいりましたよっ!!!

森鴎外が愛した饅頭茶漬け


まずご用意いただくのは①白米②煎茶③饅頭(できれば葬式饅頭が望ましい)④角砂糖の4つとなります。恐らくPC画面の前の皆様はすでにご用意いただいているかと思いますが、それぞれについて軽くご説明を。

まず①白米と②煎茶ですが、出来れば各々が美味しいものを御用意頂くのがモアベターです。

お次に③饅頭ですが、葬式饅頭が入手できない場合には餡子の入った薄皮まんじゅうでもよろしいでしょう。④の角砂糖は通常の白砂糖でも構いません。

森鴎外が愛した饅頭茶漬け
今回は御門台の名店・金生堂の饅頭をセレクトいたしました。



余談ですが、森鴎外はわざわざ角砂糖を砕いたものを使用していたとか。【そのほうが混ざり物が少なくてよろしい】とお考えになっていたようです。本格派の方はぜひ角砂糖にチャレンジしてみて下さい。


森鴎外が愛した饅頭茶漬け
おもむろに饅頭を白米の上に。

森鴎外が愛した饅頭茶漬け
続いて煎茶を上から注ぎます。



正式な作法について鴎外の長女・森茉莉はエッセイ『貧乏サヴァラン』にて、鴎外が「つめの白い清潔(きれい)な手でそれを四つに割り、その一つを御飯の上にのせ、煎茶をかけてたべるのである。」と記しています。

不肖・ちよ父といたしましては、あらかじめ饅頭を手割らず丼に盛りつけられた天婦羅をガブリとやるように饅頭を口にしてから茶づけをサラサラっといくのもよろしいかと。

日本人は口の中で食材を咀嚼(そしゃく)しつつ、それぞれの食材が混ざり合った旨味を味わうことが出来る世界的に見ても珍しい味覚をもった民族であります(これを口中調味といふ)。その特色を如何なく発揮するよい機会と言えましょう。


森鴎外が愛した饅頭茶漬け


煎茶の香りと苦み、白米の歯ごたえと饅頭の餡が混ざり合った味は甘みが濃すぎず、薄すぎず、程良い味わい。

森茉莉は先の著作の中で、その味について「父とたべた想い出もあるが、支那のお菓子のようだったり、淡白(あっさり)した、渋いお汁粉のようだったり、どっちも美味しい。」と記していますが、まさにその通りだと感じられます。

味わいがやや物足りなく感じられるようになった頃会いに砂糖をパラッとまぶすと、柔らかな白米と饅頭の中にガリっとした触感が混ざり合い心地よい。鴎外がわざわざ角砂糖を砕いたものを使用したのは食感という狙いもあったのでは?ときっとあなたは思いを巡らせてしまうことでしょう。

森鴎外が愛した饅頭茶漬け


いささかお行儀が悪いですが、茶漬けを頂いた後にはそのまま煎茶を茶碗に注いで一服するのも乙でしょう。塩味が恋しくなるようでしたら昆布の佃煮などを少々添えるのもよろしいかと。

森鴎外が愛した饅頭茶漬け


さてさて、皆様、森鴎外が愛した饅頭茶漬けは堪能されましたでしょうか?それでは最後はいつもの言葉でお別れするとしましょう。

あなたも食してみま鮮菓?



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Posted by ちよ父  at 01:55 │Comments(0)食べ物ネタ

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